『たおやかの家』2014.9完成
住宅街の中に新しいお家が完成。
『たおやかの家』は他にお家が完成した中で、
一番後に仲間入りする住宅です。
その環境を考えた時に、南側の住宅の方、
その周りの環境にも受け入れてもらえるための設計を考えました。
初めに完成したお家は、光の入る場所など考えて建てたのに、
今回の家が建つことで光を遮ってしまったら、
近所の関係性が崩れてしまいます。
そこで、周りとの兼ね合いを重視し、
そこにあるべき姿を考えました。
風当りが強く、今後目の前の田んぼなども
住宅になることは決まっている。
その中で、末永く楽しめる住宅はなんなのだろうか?を考え、
家の中に家族の集落を造りました。
風の抵抗を抑えるために、
角を無くした楕円の外観をベースに、4つのハコを配置。
ハコとハコの間は、路地裏のような通路をイメージし、
様々な場所から家族とコミュニケーションがとれる
居場所をつくっています。
人と人との繋がりを大切に考えて、配置された窓からは、
森の中の木と木の間からの木漏れ日のような
ヒカリが家の中に心地よく入ってきます。
太陽の光はみんな平等です。
お互い様で分け合うことと、地域の繋がりを大切にする
お互い様の気持ちが、地域との繋がりを豊かにすると思います。
おだやかで、昔ながらの気持ちがこめられた
『たおやかの家』完成